2019年11月14日

これからおもしろくなる世界経済

 「これからおもしろくなる世界経済」(増田悦佐/ビジネス社)2018.7.1

 スマホ決済化が急速に進んでいる中国では、政府と金融機関による国民生活の
完全監視がいつでも実施可能なスタンバイ状態となっています。P6

 仮に年率2パーセントのインフレが定着すれば、すべての預金者より債務が大きな
組織へと、確実に所得が移転されていくのです。P62

 銀行やカード会社がいちばん喜んで口座を開設し、カードを発行するのは、
ルーズで金払いの悪い客なのです。P81

 警察や徴税機関もどんどん消費者支出の大半をきちんと記録の収集できる口座・
カード決済に追いやろうとしています。P84

 地表がなぜ温暖化しているかといえば、最大の理由は先進諸国でほぼ完全に
建物や住宅の冷房が完備され、1970年代以降は自動車も夏は冷房をかけながら
道を走るようになったことです。P132-133

 一般論としては「鯛は頭から腐る」、つまり人でも国でも文明でも、
衰えるときにはいちばん強いところから、劣化するということでしょう。P167

 欧米諸国の国民はすでに現状で、政府、警察、大手金融機関、クレジットカード
会社に監視されていることを常に意識しながら消費活動をしています。P174

 とにかく欧米と日本を比較して、違っているところがあれば、自動的に
「欧米が進んでいて、日本は遅れている」と決めつける人が多いですからね。P190

 権力を握っている人たちは、他人に自分の思いどおりのことをさせようと誘導し、
操縦することを「政策」と称して、まるで立派なことでもしているように
振る舞います。P199

 とくに再開発が進む大都市などでは、街角ごとに顔面認証監視カメラが365日
24時間稼働し、通行人は氏名、年齢、性別、所得水準、犯罪歴、思想傾向まで
瞬時に照合されていると言われています。P213

 「わが国には地震も津波もないから、安全対策は無用だ」と称して平然と原発を
建て続けているフランスを除けば、欧米の原発新設や既存の原発の建替え計画は
全面廃棄されています。P255
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2019年11月13日

日本経済 低成長からの脱却

 「日本経済 低成長からの脱却」(松元崇/NTT出版)2019.3.20

 日本企業がグローバルに発展しても、日本というローカルな地域に生活している
国民の生活は豊かになっていないのです。P39

 日本の会社では、本人にいくら能力があっても会社の風土になじめなければ、
その能力を十分には発揮できないのです。P121

 わが国の雇用市場が再チャレンジのための機能を十分に持っていないことは、
日本がその持っている人的資源を十分に活用できていないことにつながり、
日本の低成長につながっているのです。P123

 日本の中小企業の生産性の低さは、かつては産業の二重構造問題として
経済学者の間では大いに問題とされていたものでした。P129

 人手不足倒産と言われますが、生産性が低いので高い賃金を払うことができず、
有能な人材を採用することができなくて倒産してしまうのです。P134

 今日見られる輸出の伸びによる好景気は、海外景気の好調や円安で一時的に
もたらされるものです。それは、国内における積極的な投資や生産性向上に
裏打ちされていません。P142

 国全体として考えた場合、円安には何らのメリットもありません。P144

 日本の社会保障制度や教育制度をスウェーデン型にすることによって、
世界最低水準の成長から脱却し、格差社会化も防ぐことができるはずだと
考えます。P149-150

 能力が劣っていると思われるような人でも、いろいろな仕事をさせてみれば、
意外なところで能力を発揮して伸びていく、ひいては優秀な人材に成長していく。
P170-171

 毎年毎年5・5兆円もの隠れた増税状態になっている今日の日本は、P178

 少子化を止めるためには、働き盛りの世代の貧困を止めなければなりません。
そのために、わが国の低成長を何とかしなければならないというのが、
本書で述べていることです。P230
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2019年11月12日

お金の整理学

 「お金の整理学」(外山滋比古/小学館新書)2018.12.5

 知識とはいわば、「他人がすでに考えた結果」であり、それを蓄えるほどに、
自分では考えなくなる。P49

 このシンガポールでは日本を上回るスピードで高齢化が進んでいる。出生率も
日本より低くて、やがては人口に占める高齢者の割合が、日本と同じくらいになる
のではないかといわれている。

 それなのに、経済成長の勢いは落ちない。P117

 日本は、外国の真似事が好きなのに、どういうわけか株投資は真似をしなかった。
P129

 株で「損をする」ことが、認知症を防ぐいちばんの薬になると考えている。P134

 新日鐵系の株には手を出したくない。その理由は新日鐵の前身が官業の製鉄所で、
そのお役人精神が引き継がれているように見えるからだ。
 お役人は、株主を大切にしない。P140

 私が株を買い始めたのは、今から六十五年前、三十歳になった頃のこと。P152

 父親が信用取引に手を出して失敗し、亡くなったときにはほとんど資産が残って
いないのを見ていたから、P153

 私にとっては、その「反面教師」としての父の存在こそ、父の残した一番の財産
だった。P167
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